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脱・育成~関西サッカーリーグ1部~

2011.07.17.Sun

    “育成年代の人” どうやら、私にはそういうイメージがあるらしい。
    いわゆる大人のサッカーを観にいくと会う人に驚かれる。「どうしたんですか?」と。
    別に“育成年代”のみが好きなわけではなく、サッカー自体が好きなんで、時間とお金が合えば何でも観る。
    先週はガンバ対ヴィッセル、セレッソのTMを観たりと“大人のサッカー強化週間”。
    3連休の真ん中、日曜日は以前、取材をして気になっていた関西社会人リーグへと足を運んでみた。
    阪南大クラブ
     9林大地④ 
    11荒木康太③20金城基樹④
    14加藤雄太②10西原毅③
     15岩本伸之佑③ 
    2谷脇早斗③5上坂崇紘②
    12西塔仁②26松井渉②
     1森翔大② 

    アミティエSC京都
     9下中慎平 
     18篠原嗣昌 
    13黒木誠司19森俊章
    6山本遼8塚原真也
    5山上泰寛15長島一仁
    3與那嶺偉2與那嶺樹
     1己浪学 

    阪南大クラブは名前の通り、阪南大学の生徒がプレーする社会人チーム。いわば2軍である。
    流通経済大、中京大など様々な大学がこういったチームを持ち合わせているが、最近はどこも結果が出てない。
    これまでは大学リーグを戦うチームと同じ扱いで選手の行き来が簡単に出来ていた。
    たとえば、流通経済大学であれば大学リーグのない夏の間はJFLに登録してプレーしたりと。
    ただ、去年から下部リーグにまで移籍カレンダーの徹底がなされた。完全な別チーム扱いである。
    年数回のみしか選手の行き来が出来ないので、topで使う可能性のある1.5軍クラスの選手を社会人で使えない。
    これまで上位に顔を出していた阪南大クラブも今シーズンは最下位に沈んでいる。
    アミティエに関してはこちらを参照。関西を中心に大卒選手が多数所属。
    彼らのお仕事はチームが京都・兵庫で開くサッカースクールの先生。
    スタジアムにはスタには生徒とともに保護者が多数訪れ“○○先生頑張れー”とかわいい檄が飛ぶ。

    昼12時キックオフ。気温は30度を優に超える中、立ち上がりは若さで勝る阪南大クラブがチャンスを造る。
    金城、荒木がテクニック、スピードを生かし、サイドを制圧。深い位置まで押し込みチャンスを作る。
    しかし、ゴール前での精度を欠いて、ゴールは奪えなず、先制点はアミティエ。
    21分、後方からのパスがDFの間を抜けて、PA右に位置する篠原の下へ。状況はGKとの2対1。
    GKを引き寄せてから、落ち着いて、中央の下中に預けて、しっかりとゴールネットに沈める。
    阪南大クラブで目についたのはDFの脆さ。流動的に入れ替わる攻撃陣を捕まえきれず、簡単に飛び込み、裏を取られる。
    相手の攻撃に迫力が少なく、1点で済んだものの、他が相手ならちょっとしんどい。
    それでも34分。阪南大の右CK。金城の右CKをPA中央で上坂がヘッドで合わせて同点に追いつき、前半終了。

    後半に入って、足が止まったアミティエを尻目に、動ける阪南大。
    47分、ハーフラインで西原が前に入れて、受けた金城がすぐさま右へ展開。上がったきた上坂がミドルもシュートは外。
    56分、自陣でのカットから中央の西原。左に叩いて荒木へ。カットインからシュートもバーに直撃。
    これは相手にクリアされるお、奪い返して再度、シュートを狙うが、左にそれる。
    守備は今一つだけど中盤は中々良い。柔らかなタッチと身のこなしで敵を交わし周囲を活かす西原。
    加速のあるドリブルでカットインを狙う金城。彼らを基点に、外を使って、ゴール前まで攻め込むもゴールは遠い。
    後半も終盤に近づくにつれ、完全に足が止まりだす両チーム。
    最後の力を振り絞ってゴールを狙うも追加点は遠く、引き分けに終わった。
    アイン食品SC
     9坂本勇一 
     11吉居昭治 
    10武末裕太7定和成
    8楠本晋也4松本壮平
    14三好拓也6越智悠太
    20井上久司5岡本祐士
     1畑実 

    奈良クラブ
    19檜山 7牧悠二
    13辻村剛史14辻村隆史
    10李成浩34三本菅崇
    5吉田智尚15黒田浩平
    6橋垣戸光一18眞野勝矢
     1日野優 

    奈良クラブはJを目指し、2008年からチームを強化。順調にカテゴリーを上げ続け、去年から関西1部に所属。
    中心人物は名古屋、鳥栖に在籍した矢部次郎。アルテ高崎など彼との縁で加入してきた選手が多い。
    ここまで無敗で首位を独走。2位のバンディオンセの結果次第では3試合を残して優勝の可能性もある試合。
    中断前にこれまで一度も勝ったことのないアイン食品を迎え撃つ。

    両チームともに序盤、セットプレーでゴールを伺う中、試合が動いたのは18分。
    奈良クラブの左サイド吉田の低いクロスをゴール前で牧がジャンピングボレーで合わせて先制する。
    続いて28分、李の相手DFの間を狙ったパスに檜山がオフサイドぎりぎりで抜け出し、GKと1対1に。
    落ち着いて右隅に決めて2-0とする。
    しかし、アインも負けていない。身体の強さを活かし前線で張る坂本のポストプレーから2列目が飛び出しチャンスを作る。30分。相手左CK付近で武末が競り合い。相手DFに勝って、かき出したボールがゆっくりとPAにこぼれる。
    これを坂本が素早く拾ってドリブル開始。そこで三本菅に倒されPKを獲得。しっかり決めて1点差に詰める。

    1点リードで迎えた後半。足が止まりだすアインに対し、運動量が落ちない奈良クラブ。
    要所要所にベテランを配し、試合運びがうまい。狭いエリアで細かく繋いだかと思いきや、低い位置からクサビを打ったり。位置取りや、ボールのまわし方でサボる人をうまく作りつつ、試合を進める。
    三本菅なんかはパスコースにいるのに給水を優先して、“あっちあっち”とか指示出したり(笑)
    地域リーグといえど、経験豊富なプロが多数。そんな所で豊富な経験から生まれる余裕する感じさせる。

    48分、ハーフラインでのカットから左へ渡して辻村剛へ。そこから、中央の李を経由し、右の辻村隆に繋がる。
    受けた辻村隆。ドリブルでPAへ切り込み、角度のない場所からシュート。これがネットに突き刺さり、再度リードを広げた。
    その後も奈良ペースで試合は進み、81分には左サイドから中へドリブルで切り込んだ辻村剛が止められたこぼれ球を途中出場の矢部次郎が決めて4点目。終了間際のアディショナルタイムにも途中出場のFW蜂須賀躍のポストプレーから右サイドの辻村隆に渡り、中へクロス。走りこんだ牧が決めて、終了のホイッスルが鳴り、5-1で終了。
    バンディオンセが勝ったため今節での優勝はなくなったが、全国へ向けて大きな勝ち点3を手にした。

    “脱・育成”をテーマにこの試合に訪れたが、育つのは何も選手だけではない。チーム、文化も育っていく。
    今日の2試合4チームは夫々色合いが違う。大学の2ndチーム、サッカースクールのtop、企業チーム、Jを目指すクラブ。
    チームメイト、生徒、職場の人、サポーターと訪れる人の種類もさまざま。それでも皆、一緒に一喜一憂する。
    太鼓係がいたり、お手製のメンバー表があったり、それぞれの手段でチームを盛り上げ楽しんでいる。
    サッカー文化は着実に育っている。選手達は観られることを力に代え、力に変えている。
    そんなことを実感した有意義な一日であった。
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