スポンサーサイト

--.--.--.--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

それぞれの収穫~総理大臣杯決勝 中央大学 対 大阪体育大学~

2011.07.09.Sat

    『勝つようなチームじゃなかった』大体大を率いて39年。3度目の頂点へと導いた名伯楽は終始、謙虚だった。
    決して、この言葉は嘘ではない。リーグでは前期を終え、順位は真ん中の6位。
    体育大学の名の通り、教育実習のため多くの4回生がサッカーから離れている時期もあった。
    苦しい条件が続く中で勝ち取った栄光。それでも、坂本康博監督は『あくまでリーグ』と淡々としたものだった。
    中央大学
    11安柄俊③ 20皆川佑介②
    17奥山慎④15田辺圭佑②
    7渡部一平④8田仲智紀③
    2田港周平④13今井智基③
    3藤村将世④4大岩一貴④
     16シュミット・ダニエル② 

    大阪体育大学
    22渡邉俊介② 10脇睦③
    8松澤憲伸④6山本大稀②
    7廣岡太貴④2池永航②
    5馬場将大③12皆口裕司④
    3菅原渉③25坂本修佑①
     31姫野昂志③ 

    DSC02787.jpgDSC02789.jpg
    この試合中央大学はFW林容平④、大体大はDF松竹貴大③、濱上孝次③が累計警告で出場で停止。
    試合後、『林の穴は大きかった。前線でまったく収まらず、不利な状況になっていた』と話した中央大・佐藤健監督に対し、『これまでずっと監督をやってきて、ベストメンバーだったのは2,3試合くらい』と話した坂本監督。
    この両者のコメントが結果として妙実に表れた。
    立ち上がり、暑さのせいもあり、出だしが鈍く膠着状態が続いたなか、試合が唐突に動いたのが31分。
    ハーフライン右で池永が倒されて、得たFK。キッカーは馬場。勢いなくゴール前にあがったボールだが、相手DFとGKがお見合いするうちに、誰にも触れることなくネットに突き刺さる。
    『ラッキーなゴールだった』(坂本監督)は話すが、前半のシュート数は大体大が11本に対し、中央はわずか3本。
    内容の差は歴然。特にこの試合、公式戦初出場のDF坂本が出色の出来を見せた。
    今年、初芝橋本を出たばかり。高校時代はパワフルなFWとして慣らした選手ながらも、身体能力を見込まれ、今年3月にCBにコンバート。怪我人が続出する中での大抜擢となったが、中央のキーマン安とうまく距離を取りながら潰して、まったく仕事をさせず、『満点をあげたい』(坂本監督)とベタ誉めするほとの活躍を見せる。

    『後半は確実に足が止まると考えていたから、前半で勝負をつけたかった』(佐藤監督)というように中央大としては思わぬ展開で迎えた後半。“左右へ揺さ振ろう”という当初のプランを追行すべく手を打つ。
    ボランチの田仲を外へ出し、渡部がCBまで引いて、SBが前へ。CBと渡部。この3人が長いボールを入れてサイドを狙う。
    それでも、コンパクトにラインを保ち、セカンドボールに先に反応する大体大がチャンスを与えない。
    57分には、『速い選手を外に置いて、サイドを活性化させたかった』とMF澤田崇②、DF高瀬優孝②を左右に投入。
    それでも、しっかり対応する大体大。逆に前がかりになる相手の隙を狙いカウンターからゴールに迫るシーンも。
    アデイショナルタイムは4分。
    後半、中央の唯一のシュートとなった田辺のFKもしっかり弾き返した大体大が3年ぶりとなる夏の王座へと輝いた。

    試合終了後、ホイッスルとともにピッチへ飛び出す大体大のベンチたち。彼らを見つめ、坂本監督にも笑みが零れる。
    喜びに一段落を着け、控え室に戻る選手たちを一人一人握手で迎えた監督の姿は誇らしげだった。
    一方、負けた中央。攻撃を引っ張った安は悔しさで倒れて、ベンチ前から一歩も動けなかった。
    それでも、佐藤監督は『悔しさはあるけど、前半戦11位と沈む中、多くの試合をこなして立て直したかった。準優勝でも収穫は多い』と表情を穏やか。坂本監督も『まだ4割くらいのチーム。(後期まで)時間はあるから、チームを全部崩して、メンバーを見直す』と視線はすでに先を見据えていた。
    DSC02792.jpgDSC02800.jpgDSC02803.jpgDSC02804.jpg
    猛暑が続いた関西での4連戦。勝者と敗者に分かれてしまったが、双方、大きな収穫を手にして大会は終幕を迎えた。
    スポンサーサイト
    コメント

    管理者のみに表示
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。