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地殻変動

2011.11.30.Wed
まずは告知。Jユースカップ準々決勝、清水ユース対京都U-18,鹿島ユース対C大阪U-18の試合レポを11/30(関西は12/1)発売のエルゴラッソで書かせていただいてます。宜しければ読んで、感想を聞かせてほしいです。

高校選手権も48チームが出揃った。今年各地で起きたのが“本命”とみられていたチームの敗退。北から順に前橋育英、流経柏、富山第一、静岡学園、野洲、大阪桐蔭、立正大淞南、広島皆実、東福岡、熊本大津。加えて、総体優勝の桐蔭学園、前年優勝の滝川第二、準優勝の久御山もいない。“波乱”の二文字で済ませるのは簡単なことである。でも、それが果たして本当に波乱なのか?そこに原因があるのではないか? いくつか浮かんだ要因とともに浮かんだのが当てはまる言葉が“地殻変動”だった。wikipediaによると『地殻に応力が加わることで、長期間に渡り地殻の位置が年間数mmから数cm程度移動する現象』という意。この冬一気に動いたわけではない。少しずつ動いていた事に数年たった今年になり気付いたのではないのかと。各校それぞれ違う原因があると思うが、浮かんだ幾つかの要因を検証していきたい。

①プレミアリーグ
プレミアリーグに参加する高体連のチームはEAST,WESTそれぞれ4チームずつ。
11/22時点でEASTでは青森山田(4位)、静岡学園(6位)、流経大柏(7位)、尚志(8位)、WESTでは東福岡(7位)、富山第一(8位)、広島観音(9位)、立正大淞南(10位)。全国への切符を掴んだのは無風に近い青森山田と尚志。今年春、立正大淞南の南健司監督の『負け癖がつかないか心配』という言葉と、選手権出場を決めた何校かの監督が話した『勝ち続けたことが力になっていった』という言葉が浮かんだ。勝ち続けるで得た自信、身につく力。負けが続くことで失う自信、プレーの積極性。上のリーグで負けながらも切磋琢磨して磨くのか、下のリーグで勝つことで育てるのか。2年目以降、各チームの取り組み方が分かれるんじゃないかという気がする。

②リーグの通年制の影響
2つ目はリーグの通年制によるチーム作りのサイクルの変化。これまでは9月半ばに高円宮杯を行いリーグはひと段落。10月以降は選手権と各大会ごとに照準を絞っていけばよいとう考えが多くあったと思うが、春から冬にかけて行われる今年からのリーグだとそう行かない。春から負けないチームを作らなければいかないのに加え、リーグの合間合間に総体、選手権予選とトーナメントが組み込まれる。これまで通りのチームの作り方とは少し変化してきているのだ。関西のある指導者から「リーグからトーナメントになると急に“負けられない”という意識が強く働いて、先週のリーグでいい試合をしていても、次の週のトーナメントでは動けなくなる」という話を聞いた。改革1年目。選手たちの問題もあるが、指導者たちがピークの作り方や切り替えのアプローチに対応できていなかったのでは?。

③中高一貫化
優勝の桐蔭学園、準優勝の静岡学園。そしてベスト8と躍進を果たした新潟明訓。総体の上位を眺めた時に感じたのが高校の3年というスパンではなく、中高6年というスパンで作られたチームの強さ。付属の中学を持つ桐蔭学園、静岡学園はもちろん新潟明訓もFC五十嵐の選手や近隣中学、街クラブの出身選手が多くを占めている。選手権予選を勝ち抜いたチームでもその傾向は見られる。富山南は富山みなみFC、近大附は岩田FC、市立西宮は西宮SS、大社はサンフレッチェびんごと中高一貫でなくても、近隣の街クラブから大量に流れた高校が多い。スーパーな選手は減ったが、選手一人一人の平均値はここ数年飛躍的に向上している。そんな選手たちが持ちあわす連携の良さに戦術や相手チームへの対応など“高校のサッカー”を教えれば、タレントがいなくても格が上のチームにでも対抗できるということの証明したと思う。

この三つは私なりの考え。サッカーを含め物事には様々な見方、捉え方があるからおもしろい。皆さんはどんなことを感じましたか?ここ数年、毎年、初優勝が続いているように、高校サッカーは群雄割拠の時代を迎えている。時代は動く。新たな風は吹き続ける。足を運び、目で観て、耳で聴いて身体でその風を感じる。そんな瞬間が私にとって何事にも変えられないと気づいたこの冬。
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