気温を越える熱さで~クラセン2日目 サンフレッチェ広島ユース 対 アビスパ福岡U-18~
2011.07.24.Sun
クラセン2日目。本来は観てないチームが観ておきたい。
前橋総合なら交通費を安く抑えられ、松本、愛媛、三菱養和が観れる。
でも、今年頭に観て良かった柏、逆に悪かった広島が4か月でどうなったかを観たかった。
ここなら、大雨の中で観たジュビロの本来の姿、今年一番強いのでは?とみているサンガが観れる。
2日連続であずま行に決定。と同時に2日連続で往復タクシー移動。今回、タクシーだけで1万使っている。
使いすぎで予定よりも1日早く、この日でクラセン離脱も決まりました(笑)
サンフレッチェ広島FCユース
34越智大和① | |||
17野津田岳人② | 13末廣浩暉② | ||
28野口翼① | 7森保圭吾③ | ||
4平田惇① | 36川辺駿① | ||
11津川裕右③ | 5柳川剛輝③ | ||
3脇本晃成③ | |||
21有賀陽平② |
アビスパ福岡U-18
14川上竜② | 9三苫元太③ | ||
10三島勇太② | 17西村俊大② | ||
33牛之濱容① | 8桑野淳史③ | ||
34光永祐也① | 3増田拓也③ | ||
2浦郷雅也③ | 4倉富裕也③ | ||
1朝川知樹③ |
先日、セレッソに初めて負けはしたものの、プレミアWESTを無傷の首位で走る広島ユース。
でも、強いかと言われれば正直疑問がつく。3月のサニックス、堺招待を観てると攻守がチグハグ。繋げない。
それでも、前日にはきっちりセレッソにリベンジしている。
負けてないのには、何か理由、力があるはず。そんな疑問を解くためにここにきた。
試合前、「気温を超えるアツさで80分きっちり走りきって、倒れて、やっと勝ちがついてくる」
森山佳郎監督の檄に押され、円陣を組んで、ピッチに繰り出した広島のイレブンだったが、
立ち上がりは低調な入り方となってしまった。
2分、DFラインで細かく繋いでハーフラインを越えた所で、左から光永がゴール前にロングボール。三苫がシュートも外。
7分、ハーフライン手前での回しから西村がDFの裏へスルーパス。三苫が反応するも合わず。
10分、中央、桑野のクサビのパスは相手にカットされるも、川上がすばやく奪い返し、DFの間へパス。
三苫がフリーで抜け出し、アビスパが先制点を決めた。
14分にもアビスパが自陣でのカットから川上に繋いで、PAへフワリとパス。三苫がヘッドも右に逸れていく。
立ち上がり、アビスパはDFラインできっちり回しながら、サイドへ預けて、DF裏へ走る三苫を目掛ける。
フィードが相手に渡ったとしても、きっちり前でプレスをかけて高い位置で奪ってチャンスに繋げる。
サンフは、低い位置でセーフティーにボールを回して相手DFの前後に入れる。サイドチェンジで大きく揺さ振って3人目の走りこみを使う。そんな指示が飛ぶが、低い位置で回して狙い所を探してるうちに奪われてしまう。
パススピードが弱い。つらいとこを狙って、危ない位置で奪われる場面が目につく。
16分、サンフ。DFラインでのボール回しに平田が落ちて受け、DFの裏へ大きく。越智がフリーで飛び出しループも上。
20分、アビスパ。ドリブルで前に出た倉富から左の三島へパス。
カットインで中へ切り込み三苫とスイッチ。三苫がPA中央でシュートもGKの正面。
24分、サンフ。自陣左でのFK。ボランチに預け野津田へクサビのパス。叩いたボールを受けた越智が抜けて、シュートも外。
31分、サンフ。脇本から大きく前線へフィード。越智が抜けた所で倉富が倒されてしまいPA手前でFKをゲット。
このFK。野津田が軽く触れて森保がシュート。GKが弾いた所を川辺が詰めるも右に逸れていく。
立ち上がりに比べサンフは低い位置でのボールロストが減った。左右への揺さ振りも効いてきた。
前半終えてハーフタイム。サンフのベンチに焦りは
修正点を伝え、気持ちを入れなおし、「元気な奴を入れるぞ」と末廣に代えて、MF藤井貴之③を投入。
野口がtop下に入り、藤井が左サイドに入った。“元気な奴”は得点には絡なかったけど、しっかり気持ちで盛り上げる。
後半に入ってからのサンフは前半とは別のチームだった。左右への揺さ振りが効いてくる。
まずは57分。右サイド自陣、柳川が縦パスを入れて森保。ここから大きくPAの左へフィードを送る。
受けたのは相手のマークを外した越智。越智が落ち着いて、決めて同点とする。
59分、津川が自陣エリア左からロング。GKはじいてCKをゲットする。
しっかりDFで回して、ラインを上げて、相手陣内での左右への揺さ振り、DFライン裏へのフィードが生きてくる。
その後もサンフペースは続き、有賀のゴールキックが中央、途中交代のMF重行拓也③→森保に渡りこれを決め逆転。
79分には右サイドから前線にフィードを送り、重行へ。
すぐに中の石坂へ落として、最後は左に渡り、駆け上がった平田がPA手前から決めて3-1。
終了間際にも石坂が右を突破し、中へ転がし、藤井が絶好機を迎えたがシュートはサイドネットを揺らし試合を終えた。
勝ったサンフベンチ。試合後も挨拶もそこそこにスタッフ選手が飛び出す。
森山監督が一人一人ハイタッチ。悪いなりにもしっかり勝ったサンフはこれで2連勝となった。




サンフレッチェ広島ユース 森山佳郎監督
「緩く入った所を相手の気持ちに押されて、最初の15分でやられてしまった。
向こうを動かすつもりが動かされてしまいましたね。今年はみての通り、年明けからいいサッカーじゃない。
それでも気持ちが体を動かして、なんとか勝っている。だから、目標は優勝とかは掲げれないないです。
目標は一戦一戦挑んでいくこと。気持ちが続く限り、果てる所までやる。果てた所が終わり。
果てても、勝ったチームをバテさせて、次の試合で負けさせたいですね(笑)」
アビスパ福岡U-18 財前恵一監督
「ロングボールに対処できず、一瞬の隙にやられてしまった。
昨日の堅さに比べて、今日はサンフレッチェ相手にいい部分、勝ちたい気持ちを見せてくれたのが良かった。
悪いながら、勝てるサンフレッチェはさすがですね。学ぶ部分がありました」
「今年のスタメンには1,2年生が多いけど、育てるとかではなく、練習から良いうちのベストメンバー。
今回は中3の中島賢星がU-15代表で抜けてますが、いればスタメンで使うつもりだった」
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