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夏を考える

2012.08.01.Wed

    夏の遠征第一弾ということへ先週木曜夜に家を出て、金曜、土曜は群馬でクラ選を観戦。
    日曜日からは長野県に入り、高校総体を観戦しております。試合レポなどはエルゴラで読んで頂ければ…

    今日は総体の中日ということでお休みをとも思いつつも、お誘いを受けて、日帰り群馬でクラ選Round8を観戦。
    負けはしたものの、初のGL突破を果たした仙台と横浜FCとの戦いぶりには心を打たれました。
    ただ、選手・スタッフの頑張りとともに感じるのが今大会で浮かぶ色んなハテナ。
    日本一の高温を誇る群馬での開催意義については、
    川端暁彦氏が群馬の夏、過酷な戦いに思う「これでいいのか?」と、このような疑問を呈している。
    同じく、下増田の暑さにやられ、遠くに見えた木が一瞬でもニッキに見えた僕は、
    冒頭に出てくる頓珍漢なエピソードを笑えないのは残念ではあるが、全面的にこの意見に賛同だ。

    選手の安全を守るという点と同時に運営上で僕らに分からない考えがあるのかもとも思う。
    運営をサポートするtonan前橋の関係者の熱意には頭が下がる。
    すぐに開催地を変える難しさが分かるからこそ、僕たち大人が選手たちにしてやれる何かがあるかもしれない。

    雑多にその何かを考えている中で、ちょっと寂しい出来事を目にしてしまった。
    それはRound8 サンフレッチェ広島FCユース対横浜FCユースの試合での出来事。
    前半の半分を過ぎ、飲水タイムが設けられた。ピッチ脇に用意されたドリンクを口に含む広島ユースの選手たち。
    と、同時にスタッフ、控え選手たちが冷たい水を湿らせたスポンジをあてたり、絞ることで選手たちの熱を冷ます。
    「命が危ないので、どうやってより冷やすかを考えた」(森山佳郎監督)すえのアイディアである。
    すると、第四審が駆け寄りこう話す。「スポンジはやめてください」。
    審判団としては“規則にスポンジの使用は書いてない”ためにとった制止だとか。
    2種の大会では熱中症の危険を避けるため、湿球黒球温度が28度を越えると飲水を義務づけている。
    給水ではなく、飲水という言葉で統一されているのはあくまでも水を飲ますことを目的かしているからなのだろうか?ただ、少し考えてみて欲しい。“何のための飲水なのか”。水を飲ますことが目的ではなく、あくまでも、プレーコンディションを保ったり、熱中症を避けるための飲水である。
    ルールにないことがしにくいということは良く分かる。現在の規則はあくまで飲水であり、給水ではない。
    でも、そもそもを言うとFIFAは試合間隔を48時間以上とすることを求めている。
    40度近い灼熱の地での6日で5日を行うということはルールブック外のことをやっているわけだ。
    ルール外のことをやって選手を追い込んでおいて、この対応は違和感が残る。

    会場確保、金銭の負担など開催についてはすぐには解消できない様々な問題が出ている。
    ブロゴラにも書いてあるが、朝や夕方以降の開催を行うというのも一つの手である。でも、もっと簡単に出来ることがある。「競技規則より命の方が大事でしょ」森山監督の言葉はプレーに関わる全ての人間の代弁であろう。
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    ゴトウカンタという男

    2012.01.05.Thu

      彼を初めて観たのは兵庫県予選の決勝。これまでチームとして華々しい結果を残すわけでなく、個人としても地域選抜にすら引っかからず、チェックしようにもない存在だったが、この試合で彼は眩い輝きを放った。

      1試合を通しチャンスに顔を出し続ける運動量、躍動感のあるドリブル突破、スピードを生かしたフリーランでチャンスに絡み続け、左右問わず冷静なシュートを放つ。守備でも手を抜かずに走り続け、その姿は多くの者を魅了した。「こんなタレントおったんや」迷わずチームの最注目選手にしようと、声をかける。「今日は全然ダメでした。トラップもミスしてばっかりやったし、1対1も外してしまったし、正直、個人的には優勝しても全然喜べなかったです」彼から出てきたのは意外な言葉だった。反省ばかりを口にする。同級生いわく、集合写真からも隠れてしまうシャイな奴。そんな彼に対し、大路照彦監督は「あいつしかキーマンはいないし、決めてくれれば試合に勝てる。完成度が高いし、上のレベルでも通用する」と発奮や自覚を持たす意味を込めて、そう評する。

      彼に魅了されたのは私だけじゃなかった。セレッソの目に止まり急遽、練習に参加。当初はインパクトを残せなかったというが、最終日にはらしいプレーを披露。大路監督も「セレッソに行ってスピードと緩急がついた」と収穫を話す。それでも彼は変わらない。大会前、彼に「プロどうやった?」と尋ねてみると返ってきたのは「全然ダメでしたよ。寄せもプレーも速いし何も出来なかったです」予想していた通りの答え。続けざまに「なんでそんな自信ないの?」と聞いてみる。彼は「僕は下手やから。攻撃に絡み続けてチャンスの数を増やすしかないんです。数打ちゃ当たるです」と苦笑いを見せつつ「自信持っていいか分からないんです。おごりって言うんですか?自分の力以上のことを信じてダメになりたくないんです」と打ち明ける。

      大会初戦で2ゴールをあげ優勝候補の筆頭、山梨学院に勝利。予選決勝時は私だけだった取材陣も山のように集まり、「正直、ビビった」という。それでも、「注目されてるんですかね?ホント運だけですよ。生まれつき運いいんです。今日かってこうやって色んな人にインタビューされて。こんな経験もう人生でないですよね」と彼らしい発言に変わりはなかった。続く3回戦の近大附戦、準々決勝の大分戦でもゴールをあげて大会4ゴール。ただ、某スカウトが「もっと出来ますよ」と話したように県決勝で見せた持ち味は見せられなかったように感じた。大分戦の後、彼に質問をぶつけてみる。“ダメでした”彼がそう口にするより先に。「大会通じてゴールはあげたけど後藤君らしい“運動量の多さ”が無かったように見えた。何かあった?」「心肺機能が落ちてました。ホントはもっと守備に戻りたかったし、攻撃にも絡みたかったけど、動けなかった」反省しか口にしない彼らしさの中に、大きな変化があった。県予選ではしどろもどろ言葉を繋いでいた彼が、しっかりと私に面を向いて話している。少年が大人になった瞬間に立ち会えた気がした。

      センスは抜群。セレッソも認めたようにプロでやれる可能性は十分にある。と同時に彼は学校新聞に将来の夢について「食品会社の社員」とも話している。プロと大学。彼がこの先、どういった道を歩むのか分からない。ただ、どんな道を選んでも今後の彼を応援し続けたいと思える選手であった。

      地殻変動

      2011.11.30.Wed
      まずは告知。Jユースカップ準々決勝、清水ユース対京都U-18,鹿島ユース対C大阪U-18の試合レポを11/30(関西は12/1)発売のエルゴラッソで書かせていただいてます。宜しければ読んで、感想を聞かせてほしいです。

      高校選手権も48チームが出揃った。今年各地で起きたのが“本命”とみられていたチームの敗退。北から順に前橋育英、流経柏、富山第一、静岡学園、野洲、大阪桐蔭、立正大淞南、広島皆実、東福岡、熊本大津。加えて、総体優勝の桐蔭学園、前年優勝の滝川第二、準優勝の久御山もいない。“波乱”の二文字で済ませるのは簡単なことである。でも、それが果たして本当に波乱なのか?そこに原因があるのではないか? いくつか浮かんだ要因とともに浮かんだのが当てはまる言葉が“地殻変動”だった。wikipediaによると『地殻に応力が加わることで、長期間に渡り地殻の位置が年間数mmから数cm程度移動する現象』という意。この冬一気に動いたわけではない。少しずつ動いていた事に数年たった今年になり気付いたのではないのかと。各校それぞれ違う原因があると思うが、浮かんだ幾つかの要因を検証していきたい。

      ①プレミアリーグ
      プレミアリーグに参加する高体連のチームはEAST,WESTそれぞれ4チームずつ。
      11/22時点でEASTでは青森山田(4位)、静岡学園(6位)、流経大柏(7位)、尚志(8位)、WESTでは東福岡(7位)、富山第一(8位)、広島観音(9位)、立正大淞南(10位)。全国への切符を掴んだのは無風に近い青森山田と尚志。今年春、立正大淞南の南健司監督の『負け癖がつかないか心配』という言葉と、選手権出場を決めた何校かの監督が話した『勝ち続けたことが力になっていった』という言葉が浮かんだ。勝ち続けるで得た自信、身につく力。負けが続くことで失う自信、プレーの積極性。上のリーグで負けながらも切磋琢磨して磨くのか、下のリーグで勝つことで育てるのか。2年目以降、各チームの取り組み方が分かれるんじゃないかという気がする。

      ②リーグの通年制の影響
      2つ目はリーグの通年制によるチーム作りのサイクルの変化。これまでは9月半ばに高円宮杯を行いリーグはひと段落。10月以降は選手権と各大会ごとに照準を絞っていけばよいとう考えが多くあったと思うが、春から冬にかけて行われる今年からのリーグだとそう行かない。春から負けないチームを作らなければいかないのに加え、リーグの合間合間に総体、選手権予選とトーナメントが組み込まれる。これまで通りのチームの作り方とは少し変化してきているのだ。関西のある指導者から「リーグからトーナメントになると急に“負けられない”という意識が強く働いて、先週のリーグでいい試合をしていても、次の週のトーナメントでは動けなくなる」という話を聞いた。改革1年目。選手たちの問題もあるが、指導者たちがピークの作り方や切り替えのアプローチに対応できていなかったのでは?。

      ③中高一貫化
      優勝の桐蔭学園、準優勝の静岡学園。そしてベスト8と躍進を果たした新潟明訓。総体の上位を眺めた時に感じたのが高校の3年というスパンではなく、中高6年というスパンで作られたチームの強さ。付属の中学を持つ桐蔭学園、静岡学園はもちろん新潟明訓もFC五十嵐の選手や近隣中学、街クラブの出身選手が多くを占めている。選手権予選を勝ち抜いたチームでもその傾向は見られる。富山南は富山みなみFC、近大附は岩田FC、市立西宮は西宮SS、大社はサンフレッチェびんごと中高一貫でなくても、近隣の街クラブから大量に流れた高校が多い。スーパーな選手は減ったが、選手一人一人の平均値はここ数年飛躍的に向上している。そんな選手たちが持ちあわす連携の良さに戦術や相手チームへの対応など“高校のサッカー”を教えれば、タレントがいなくても格が上のチームにでも対抗できるということの証明したと思う。

      この三つは私なりの考え。サッカーを含め物事には様々な見方、捉え方があるからおもしろい。皆さんはどんなことを感じましたか?ここ数年、毎年、初優勝が続いているように、高校サッカーは群雄割拠の時代を迎えている。時代は動く。新たな風は吹き続ける。足を運び、目で観て、耳で聴いて身体でその風を感じる。そんな瞬間が私にとって何事にも変えられないと気づいたこの冬。

      一人の少女とのエピソード

      2011.07.28.Thu

        ちょっと毛色を変えて、サッカーばかりではなく、自分が出会った一人の少女との話を。

        数ヶ月駅前に訪れたサッカー場の最寄り駅はなにもないのどかな駅である。あるのは自販機だけ。
        電車とバスの接続も悪く、9時について、1日に5本ほどしかこないバスを駅前でひたすら待っていた。
        乗り場の側にあった大きな木の下のイスに座っていたら、僕の隣に1人の少女が座る。
        遅れておばあさんも。色黒の人が珍しいのか、3歳くらいのその子はじーっと僕を見る。
        お返しとばかりに僕も見返す。その子は照れて反対を向いてしまった。
        で、もう一度こっちをちらり。なんとなくその姿がかわいくって持っていた飴をあげる。
        「すみませんねぇ。ほら、ゆいちゃんありがとうは?」
        おばあちゃんのそんな声を他所に、何もいわず飴をほおばる。
        「おいしい?」僕の問いかけにも無言。しかも、ちょっと離れたとこへ行ってしまった。
        しばらくして戻ってきたゆいちゃんは、また無言で落ちてた枯葉を僕に差し出す。
        おばあさんは『そんなのあげたって…』なんて言ってたけど、彼女なりの『ありがとう』って意味なんだろう。
        『ありがとう』って言って胸ポケットにしまった。しばらく2人で無言で飴を舐める。

        5分程たって、ホームに電車が入ってくると、ゆいちゃんは小走りで電車が一番見える所まで駆け寄った。
        おばあさんが「電車が大好きでいつもこの時間にここに来るんですよ」と教えてくれる。
        僕もゆいちゃんの横にしゃがんで一緒に電車を眺める。
        ゆいちゃんと一緒の目線。普段何気なく乗ってる電車ってこんなに大きかったっけ?
        僕に気づいたゆいちゃんは「ああああ」と声にならない声で一方向を指差す。
        「どうしたん?何があるの?」僕の声がわからないのか、ゆいちゃんは「ああああ」と繰り返す。
        そこで話せないことに気づいた。 時間にしてわずか、1,2分。短いようで長いゆいちゃんの至福の時間に付き合った。
        電車が去ると、「さ、お家に帰りましょうか」っておばあさんがゆいちゃんの手を引いて、歩いてく。
        ゆいちゃんがこっちを見てたから、僕は手を振る。そしたら、ゆいちゃんは大きく大きく手を振返してくれた。
        姿が見えなくなるまでずっと。なかなか普段訪れない場所だけど、数年たったらまた行こう。
        今度みる時は柵にもたれながら、電車に乗る人たちの顔も見れるといいな。

        おうちから愛を込めて~高校総体プレビュー~

        2011.07.05.Tue
        夏のくそ暑い時期に連戦を行う過酷な大会。それが高校総体。北東北大会となる今年はサッカー競技は秋田で開催される。1回戦が28日で。決勝が8月3日。1週間で6試合。試合時間は35分であはあるが、過酷なのは間違いない。
        観る方は暑さにげんなりするが、そんなのおかまいなしに選手たちは全国の頂点を目指す。
        前橋、帯広への参戦を予定しているので、総体は行けそうにない。(お仕事くだされば是非是非…)
        その分、プレビューという形でこの大会を取り上げてみようと思う。
        A.png
        まずは、一つ目のブロック。2年連続での優勝を狙う、シードの市立船橋が有力候補。
        チームを引っ張るのは昨年度の得点王・和泉竜司.岩渕諒の2トップ。2人を起点に菅野将輝、藤本心②ら2列目が飛び出す攻撃に手を妬くチームは多いだろう。対するDFは小出悠太②など2年生が多く経験値の面で不安を残すが、U-18代表のGK積田景介もおり、大会を通して大きく成長する可能がある。対抗となるのは富山第一。堅いDF陣が奪って、ボランチの藤城奨平、成田卓朗がテンポ良く散らして、FW石黒寛人らがゴールに襲いかかる。他にもU17地域選抜のFW松尾省吾、MF米沢健吾を配する瀬戸内や、今年1月の時之栖カップで清水商業、桐光学園を撃破し、準優勝を飾ったかえつ有明などの新興チームもおもしろい存在になるだろう。
        B
        このブロックの本命は前橋育英か?春先から中々勝てない試合が続いていたが、試合を重ねるうちにチームとしての安定感が出てきた。中盤をオーガナイズするMF小川雄生②に高さ、足元を備える万能型FW外山凌②。2年生ながらも欠かせない存在の2人が覇権争いの鍵を担う。対抗馬となるのがDF玉城嵐士,MF今村翔、FW牧野周平ら縦のラインにタレントを抱える日章学園に、GK中島宏海、DF中島大貴②を中心とした鉄壁のDFからのカウンターが光る筑陽学園。特に筑陽は予選でも東福岡ら難敵を撃破してきただけに台風の目になりうる可能性を秘めている。
        C.png
        3つ目のブロックは山梨学院大附属で間違いないだろう。
        高校No.1FWと評されるエース白崎凌兵の怪我は不安だが、キャプテンのMF荒木克仁、U18代表のGK山田修平と各所にタレントを揃える。過密日程を乗り越える上で選手層の厚さはかなりの武器となるであろう。対抗となる立正大淞南はボランチの稲葉修土と左サイドのクロッサーMF椋木健太の2人が光る。ただ、チームの多くが2年生。今大会は結果よりも経験を積む貴重な機会となるだろう。プレミアで続く負けをこの大会で断ち切りたい。
        D.png
        このブロックは尚志と初芝橋本の一騎打ち。震災と原発の影響で練習が碌にできないという環境でスタートした今年の尚志。現在も雨が降れば練習を中断せざるえない難しい環境が続くが、プレミアリーグを戦う中で徐々にだが、本来の力を取り戻しつつある。中盤の金田一樹、高慶汰①.FW金森采輝を揃える攻撃陣は迫力十分。“復興の象徴”として躍進する可能性も十分だ。対する初橋はDFの堅さが大きな武器となる。しっかりブロックを作り、コースを限定した所で、キャプテンのDF井筒陸也が奪い取る。そこから正確なフィードで前線に送り、技術と速さを備えたFW美里孝彦がゴール前に襲いかかる。全国を意識した試合運びを感じさせ、ベスト8以上も狙えそうだ。
        E.png
        FW宮本拓弥、MF古波津辰希。2人のU-18代表を揃える流通経済大柏が有力候補だろう。例年よりはタレントが少ないのかな?それでも、100人を超える部員からなる競争力は侮れない。今はまだ無名のタレントがこの大会を機に名を挙げ、チームが勢いを増す。ここ数年の全国での強さはそんな力があるから。今大会でも有力な優勝候補だろう。対抗馬となるのは奈良育英。空中戦に強さを見せるDF鹿野裕大から、左右両足で正確なフィードを送る片山公太郎がサイドへ展開するカウンターは怖さ十分。キック力のあるレフティーのMF黄山晃宏の一発も強力な武器となる。厳しい戦いとなるだろうが、個人でいえば松山工業のMF松下佳貴にも注目していただきたい。
        F.png
        このブロックは大津が有力になるのかな?というよりも、正直、分かるのがここしかない(笑)
        U-17W杯ベスト8の原動力となったDF植田直通②、GK松永安彦を軸とした守備の力が高い。攻撃ではMF田辺翼の組み立てからFW若杉拓哉がゴールに迫る。組み合わせに恵まれた感はあるのでベスト8はクリアできる目標だと思う。暑さとの戦いとなるであろうから先を見据えて、どんだけ消耗しないか。そこに注目できればと思う。対抗は地元の西目。県大会などで慣れ親しんだピッチを使えるのは非常に有利ではないだろうか。
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        今大会もっとも厳しいブロックだ。どこも力はあり、優勝候補といっても過言ではないチームが揃った。中でも注目は大阪桐蔭。パワフルな突破が光るFW田中淳一、スピーディーなドリブルを持つMF中村真輔、テクニカルなボランチ筏修造、高さに正確なフィードを備えたDF元澤槙之介と各ポジションに実力さを備え、柔と剛を徐なえたサッカーを展開できる。MF村川亮太②、FW丹羽詩温②と下級生にも実力者が揃っており、優勝もありえる存在である。
        青森山田も高校勢の多くが苦戦する中、プレミアリーグで上位に位置しており力はある。MF差波優人、椎名政志②の2人から室屋成②、FW石田柊冴といったスピードあるアタッカーが絡む攻撃陣は分かっていても止められない。“SEXY FOOTBALL”の異名を持つ野洲の今年はハマれば全国優勝時以上のインパクトを残せるだろう。守備なしの攻撃一辺倒のサッカー。SBが常時高い位置を保ち、2-3-5ともいえるシステムで相手を押し込む。ただし、不安は守備面。プリンスでも露呈しているように、人数をかけてないだけに押し込まれると一気に崩れるリスクがある。現実との折り合いをつけるのか、そのままファンタスティックなサッカーを貫き通すのか。結果以上にどういった舵をとるのかに注目したい。
        b.png
        最後のブロックは静岡学園だろう。ゲームメーカーMF渡辺隼②を起点に、高校No.1SBとの呼び声もある右SBの伊東幸敏、左SBの瀧貢②が前に飛び出しサイドを制圧。これにエースのMF長谷川竜也が得意のドリブルでゴールへ攻め込む。春先に観た試合ではチームとしては機能してなかったが、個々の能力が高く、個で打開する力がある。今大会の優勝候補といって間違いない。対抗馬は滝川第二。中盤の底で積極的にボールを引き出し、テンポ良く散らす槙島隆介を起点に、個で打破できるFW筒井亮磨、札場健太の2人がチャンスを作り出す。プリンスリーグで多くの選手を試すなど、選手層の厚みがこのチームの武器。連戦をこなす中で、このアドバンテージは必ず活きてくる。
        去年、この大会でブレイクを果たしたFW近藤義剛②配する香川西の存在もおもしろそう。

        多少、贔屓目もあると思うけど、全国を観て回る中でも今年の関西勢は良い所までいくと思う。
        あとは最初にあげたように暑さと連戦という厳しさの問題。選手権でここ数年、連覇するチームがないように、地域格差は埋まりつつある。今大会でもこのプレビューがまったくアテにならない可能性もある。っていうよりも、そうであって欲しい。まだ観ぬタレント、チームがこの大会を機にブレイクする。そんな期待を胸にニュースを眺めてみます。



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